残暑の候いかがお過ごしでしょうか。暑いですね。あまりに暑いです。もはや“残暑”ではありません。9月になっても連日30度を超す真夏日続き。私のような汗っかきな人にとっては地獄のような季節です。
先日から実はあるトラブルに見舞われていました。お気に入りのTシャツが非常に匂うんです。何回洗濯しても、何回天日干ししても匂うんです。どうにか、臭いが取れたと思っても汗で湿ったらまた臭いがぶり返す。雨に濡れたらぶり返す。いい加減消臭スプレーでごまかすのはこりごりだ!こんな悩みを抱えている方多いのではないでしょうか。
私もその悩みに直面した一人です。トライアンドエラーを繰り返し、ある方法にたどり着きました。それが“Tシャツを煮る”です。一体どういうことなのか、しっかりと解説していきます。
そもそも臭いの原因って?
こうした臭い(生乾き、雑菌、汗の酸化、脂の腐ったような臭い)の原因は、洗い残した“皮脂汚れ”を餌に菌が繁殖をすることです!この菌は、適度に水分と空気がある状態(生乾き)で活発になります。つまり、私たちのTシャツです。これが原因で臭いが強くなります。天日干しして乾いたときに無臭でも、汗で湿った時にまた臭いだしたりします。
除菌力の高い洗剤で一時的に除菌したとしても、エサが残っていれば菌はどこからでもやってきます。雑菌臭を防ぐには汚れをきちんと落とすしかありません。汚れをきちんと落とせれば、干すまで時間がかかっても部屋干ししても臭うことはありません。
また、柔軟剤によるコーティング作用でTシャツが“皮脂ごと”コーティングされている場合もあるので注意してくださいね。
臭いの取り方
やり方はシンプルです。“重曹を溶かしたお湯でTシャツを煮立てる”これだけです。
重曹は弱アルカリ性で酸性のものを中和します。油汚れや手垢、焦げ付きなどといった汚れを落とすのに非常に高い効果があるんです。
また、臭いを吸着する働きもあります。臭いの元に直接ふりかけるだけで消臭剤としても使うことができます。(冷蔵庫の中に入れても便利ですよ!)
この“油汚れ(=皮脂)”に効き、“消臭”も可能な重曹はとっても便利なんです!日常の掃除にも重宝するので、100円ショップでぜひお買い求めください。
じゃあ、この重曹にTシャツを漬け込めばいいじゃないか!と思うかもしれませんが足りません。臭いはぶり返します(実体験)。熱湯でグラグラと煮立てる必要があるんです。
重曹には“油汚れ(=皮脂)”に効き、“消臭”効果がありますが、自動的に皮脂を落としてくれるわけでも殺菌をしてくれるわけでもありません。
なので沸騰させたお湯の水流、沸騰する際のぼこぼことした泡で汚れを落とし殺菌する必要があるんですね。
だいたい1時間行ってください。30分では足りません(実体験)。重曹は気のすむまで入れてください。私は水が若干白くなるくらいまで入れました。ケチってはいけません(実体験)。
注意点
まず、Tシャツの色落ちは覚悟してください。と言ってもほとんど気にならないくらいの色落ちですが、Tシャツの煮汁はえげつない色になります。
次に火加減に注意してください。実は重曹って沸騰させると一気に吹き上がるんです。コンロが水まみれになります(実体験)。
十分に気をつけて!
煮る際に鍋を使用する際はステンレス製の鍋にしてください。ものによっては黒ずんだりしてしまいます。
最後に、高い洋服はクリーニング店に持っていきましょう。煮ていいのは普段使いする、“何かあってもショックを受けない”程度の服です。
まとめ
かなり乱暴な方法ですが、これで臭いが取れることは間違いありません。皆さんも“最終手段”として検討してみてくださいね。
何度もいいますが十分注意して自己責任でやってください!