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劇場版:半沢直樹!?映画『7つの会議』を見ましたか?無料視聴可能

映画

令和2年度のテレビを彩るドラマと言ったら、堺雅人が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)ではないでしょうか。物語もいよいよクライマックス、半沢の所属する東京中央銀行を始めとする銀行群に対し、帝国航空の債権放棄を迫る政府に半沢はどんな「倍返し」をするのか!?毎週楽しみに見ている方々も多いのではないでしょうか。視聴率も第7回まで放送済みの現在で22%を下回ったことの無い、まさに令和2年を代表する作品です。さて、そんな「半沢」も物語の盛り上がりと共に最終回が近づいています。そんな半沢ロスを目前に控えたあなたにとっておきの作品をご紹介したいと思います。

それが『7つの会議』、昨年劇場で公開され観客動員数は100万人を数えたヒット作です。原作は「半沢直樹」「下町ロケット」でおなじみ池井戸潤、これだけで期待値が跳ね上がりますね。それでは見ていきましょう。

原作

原作は池井戸潤の「7つの会議」、かつてテレビドラマ化されたこともあります。

キャスト

この映画の登場人物は以下の通りです。

東京建電

八角民夫(営業第一課 “万年係長” ):野村萬斎

北川誠(営業部長):香川照之

原島万二(営業部二課長 → 営業部一課長):及川光博

坂戸宣彦(営業一課長 → 人事部付け):片岡愛之助

新田雄介(経理課課長代理):藤森慎吾

浜本優衣(営業一課員):朝倉あき

佐野健一郎(カスタマー室長):岡田浩暉

河上省造(人事部長):緋田康人

佐伯浩光(営業二課課長代理):須田邦裕

前川(前橋工場長):赤井英和

奈倉翔平(企画開発センター員):小泉孝太郎

飯山高実(経理部長):春風亭昇太

加茂田久司(経理課長):勝村政信

村西京助(副社長):世良公則

宮野和広(社長):橋爪功

ゼノックス

田部(副社長):木下ほうか

木内信昭(総務部長):井上肇

梨田元就(常務取締役):鹿賀丈史

徳山郁夫(社長):北大路欣也

その他

三沢逸郎(ねじ六社長):音尾琢真

八角淑子(八角の元妻):吉田羊

坂戸崇彦(坂戸の兄):橋本さとし

三沢奈々子(逸郎の妹):土屋太鳳

星野(老夫婦の息子):溝端淳平

江木恒彦(トーメイテック社長) :立川談春

加瀬孝毅(弁護士):役所広司

いかがですか?この豪華俳優陣、物語導入から「半沢」視聴者ならニヤッとする人選ばかりです。

あらすじ

舞台は東京電建。「居眠り八角」と揶揄される万年係長の八角は誰もが認める会社のお荷物、そんな八角に業を煮やした上司の坂戸は叱責をします。しかし、叱責はパワハラと認定され坂戸は処分を受け出社もしなくなります。その後も様々な癒着や万引きなどの不正疑惑が八角に持ち上がりますが、関わった人間は全員が地方に飛ばされる不思議。新しく八角の上司となった原島は部下の浜本と共に八角の「不思議」を暴いていきます。暴いていくうちに東京電建はもちろん、親会社のゼノックスまで含めた大きな闇が見えてくる、そんな日本企業の闇を日本社会への皮肉を混じえ明らかにしていく作品です。

見どころ

日本芸能の集大成ともいえるキャスト

東京オリンピックの総合演出まで務める狂言師の野村萬斎が主役です。そんな彼が“ロイヤルストレートフラッシュ”と表現する豪華俳優陣が顔をそろえました。歌舞伎界から香川照之(市川中車)、片岡愛之助、落語界から立川談春と春風亭昇太が出演、これ以外にも各業界の第一人者がそろい踏みです。彼らの演技は圧巻の一言です。

従来の池井戸作品とは一線を画す群像劇

池井戸潤の今までの映像化作品と違い、視点がその都度変わり八角に迫っていく群像劇でした。原作よりも登場人物がまとめられているとはいえ、これによって多くの属性の人間が会社に携わっていると実感できる作りです。喧嘩を吹っ掛けられ、相手の不正を暴いていってハッピーエンドというのが池井戸作品の特徴ですが今作は違います。ハッピーエンドかどうかも見た人間の捉え方によって変わります。

圧倒的脚本による爽快感

原作が池井戸潤なので当然、今作の脚本の出来は素晴らしいです。作品にちりばめられたパーツが最後一つのパズルを完成させます。作品の前半1時間を使い丁寧に伏線をばらまき、最後20分で回収をする圧倒的爽快感、コロナウイルスでもやもやする現在にこそおすすめです。

日本社会への皮肉

ラストの八角が「日本企業から不正はなくなりませんよ。絶対に」とのセリフを吐きます。爽快感とは裏腹にどこか日本で過ごす私たちにとって居心地の悪い皮肉により、思わず日本の文化や自分の会社のことも考えてしまう作品です。数々の不正は神戸製鋼など複数の企業の不正をもとに原作は執筆されているので、あながちフィクションとは言えない恐ろしさを感じます。

小ネタ

作品の要所要所で「東京中央銀行」や「帝国重工」といった懐かしの名前が出てきます。

まとめ

いかがでしたか?ぜひ、アマゾンプライムで視聴できるのでぜひ。アマゾンプライムは初月は無料、学生なら半年間無料です。

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