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これであなたも気分は天皇陛下!?宮内庁御用達(皇室御用達)7選

食べ物

残暑の候いかがお過ごしでしょうか。鈴虫の唄う涼しげな季節になってきましたね。とは言っても依然としてお出かけや外食は難しい世情です。

ということで本日は日常を彩る贅沢な買い物、宮内庁御用達グッズを紹介させていただきます。一般の私たちでも入手しやすいもの7個を厳選させていただきます。

宮内庁御用達とは?

戦前の皇室では「宮内庁御用達制度」が法律で定められており、必ず宮内庁の厳正なチェックを受けてOKが出た場合にのみ宮内庁御用達を使用することが許されていました。それはたった一度献上(=寄付)をしただけで宮内庁御用達を名乗る企業が全国に増えてしまったからでした。

法律上の宮内庁御用達制度は、昭和29年に廃止されました。しかし御用達制度がなくなったからといって、皇族の方々がお使いになる食品や日用品は、全国から選りすぐられた一級品ばかり。贅沢をしているわけではなく、皇族としての品位を保つために必要だという名目です。「御用達」という法律上の名称はなくなりましたが、御用達の制度は事実上継続しています。現在、200近い企業が宮内庁に商品を納めており、厳しいチェックを経て皇族に届けられます。

「献上品」と「納品」

宮内庁御用達には2つのケースがあります。

業者が自慢の品を皇族の方々に無償で提供したい旨を申し出、宮内庁による厳正な審査を経てから皇族の手元に届くというのが「献上品」。

宮内庁との契約をもって、正当な対価と交換に商品を納めるものが「納品」です。

観光地のお土産でよく「宮内庁御用達」という文言を目にしますが、「献上品」と「納品」に注目すると違った見え方ができるかもしれませんね。

宮内庁御用達グッズ

キッコーマン亀甲萬しぼりたてなま醤油「御用蔵生」(5,143)

国産大豆・小麦・食塩を使い、杉の桶で二段熟成させる昔ながらの技法で作られる生醤油。1年に1度だけの数量限定で販売されます。

山本海苔店 極吟味焼海苔(12,960円)

幕末に創業し、明治天皇に江戸の海苔を納めたのが「山本海苔店」。味付け海苔を考案したのもこの山本海苔店です。こだわるのは、ぱりっとして嚙むとさくっとし、口の中でふわっと溶ける海苔のおいしさ。仕訳専門の担当が独自の海苔の格付けを行い、品質を保っています。現在は有明海で採れた極上品を献上。

日本盛 惣花(3,000円)

宮内庁御用達の日本酒の銘柄はいくつかありますが、特に有名なものが日本盛のつくる「惣花(そうはな)」です。大正2年から現在まで惣花を御用酒として納めています。昭和天皇の即位式や、今上陛下のご成婚、皇太子殿下・秋篠宮殿下のご成婚の儀式などでこのお酒が使われている、皇族とともに歩んできた銘柄です。

松喜屋 牛肉(10,800円~)
松喜屋は、明治16年に東京銀座の地で、日本初の近江牛すき焼き専門店として開業しました。ちなみに皇室では明治元年まで長い間肉食が禁じられていました。
皇族であっても普段の食事で食べる肉(牛・豚・鳥・羊・キジなど)は、栃木県にある御料牧場で生産されている専用品を使っていますのでこのような高級品を畝に食しているわけではありません。(御料牧場で生産されるものは、御料牧場の牛乳を飲むために記者がこぞって皇室の食堂に押し掛ける逸話が残るほど上質なものです。)また、魚介類は特定の小売店との御用達契約はなく、献立に必要なものを築地の卸売りにその都度注文しているようですね。

前原光榮商店 骨組み16本雨傘(19,800円~165,000円)

機械による大量生産ではなく、職人の手づくりの傘にこだわる「前原光榮商店」。不要に思える部品や工程をいっさい省かず、傘づくりの基本に忠実に仕上げます。皇室とのつきあいは1965年ごろ、天皇陛下が皇太子殿下の時代に美智子さまの日傘を修理したのがきっかけ。以来天皇ご一家に傘を納めています。

大和屋シャツ店 シャツ(20,900円~)

1876(明治9)に横浜の弁天通に日本最初の「シャツ屋」として開業しました。数々の世界博覧会で一流の技術と称賛され戦前には皇室御用達として認められました。イギリスの皇太子やアメリカの大統領などに愛用されたことで知られ、現在も各界の著名人の方をはじめ、多くの方から高い支持を得ています。

繁乃鮨(お好み18,000円~)

最後はお寿司です。日本橋魚河岸の魚屋「高根屋」を前身としており、魚を見る眼にご信頼を賜り「高根屋」は宮内庁御用達を拝命、今日に至るまで、毎日の神事の魚を納めています。お昼は1800円から握りを食べることができます。御用達とは言っても3万円も4万円もするようなお寿司ではないんですね。

天皇陛下ってお金を払わないといけないの

ものすごく偉いイメージのある天皇、お金を払っている姿が思い浮かびません。果たして天皇ってお金を払わないといけないのでしょうか。

結論から言うと支払わなければなりません。天皇陛下であっても民事責任はあります。民事責任はが物の売買をするなど社会生活を営む上で必須のものです。ただし、民事裁判権はありません。天皇陛下に対して裁判を起こすことはできませんし、裁判を起こされることがありません。天皇陛下は民事裁判というもっとも公正中立な紛争解決の手段を持っていないんですね。

まとめ

いかがでしたか。宮内庁御用達の物品は。たまの贅沢にぜひ一品、検討してみてください。